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表紙の一枚

小林紀晴

ここ6年ほど集中して八ヶ岳に登っている。僕はその裾野で生まれ育ったから、
登ることは一歩一歩自分自身に近づいて行くような感覚がある。
この写真は一昨年(2009)の秋に撮った。赤岳鉱泉の近くで、山中で鹿の親子に出会った。
カメラを向けてもしばらく逃げることもなく、目が合ったままだった。
いま僕は次の写真集の準備を進めている。とはいえ、ほとんどのことが未定の段階だけど、
鹿の存在が全体の重要な役目を担っていることだけは間違いない。




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